サインしてくれたのは、、

このレコードは、

2006年にファンクブラザーズが東京丸の内のコットンクラブでライブをした際に、タンバリンの Jack Ashford さんからサインを頂いたものです。


ファンクブラザーズって、あまり耳にすることは無いかと思いますが、実はプレスリー、ビートルズ、ストーンズ、ビーチボーイズのヒット曲を合わせた数よりも、No1ヒットを排出したそうです。モータウンのヒット曲のほとんどで演奏しているとそうなるんですね。


それなのに、クレジットされたのはこのサインをしていただいた、マービン・ゲイの「What’s Going On」が初めてだったそうです。


当時それが「永遠のモータウン(Standing in the Shadow of Motown)」というドキュメンタリー映画でフューチャーされて、吉祥寺の映画館まで見に行きました。


そんなにヒット曲を連発していたのに、彼らはお金がなくてアルバイトしていたという話とか、冗談みたいにおもしろおかしく語っていたりして、映画のラストでは「Ain’t No Mountain High Enough」にのせて、途中からコーラスが入って会場がグワァっと盛り上がって、チャカカーンが煽って、「蟻を踊らせる」ジェームス・ジェマーソンの幼少時代のイメージ映像をバックに、それらのヒット曲が雨のように降ってきて、、、それはそれは形容し難い感動のシーンでした(とても面白い映画なので、音楽ファンはぜひご覧ください。)


サインをいただいたレコードって数少ないですが、モータウンのレコードを聴いていても、どこかでつながっているような気持ちになれます。現在86歳の Jack Ashford さんどうしてるかなと思い調べたところ、特に最近の活動を知ることはできませんでしたが、お元気なご様子です。


いつもモータウンサウンドでタンバリンが聞こえたら、それは(ほとんど)彼の叩く音だと思って聴いています♪


次の世代にも伝えていきたい、そんなドキュメンタリー、レコードでありミュージシャンです。